同音異義語（どうおんいぎご）とは、発音は同じだが、互いに区別される語。 具体例 日本語においては、漢語の中に頻繁に見ることが出来る。 *いどう（移動、異同、異動など） *かんし（監視、看視、環視、冠詞、諫止、漢詩など） *きかん（期間、機関、器官、気管、帰還、基幹、季刊など） *こうしょう（交渉、高尚、公証、考証、口承、鉱床、厚相、哄笑、工廠など多数） *こうせい（更生、校正、恒星、更正、構成、公正、攻勢、後世、抗生など多数） *さんか（参加、賛歌、酸化、傘下、惨禍など） *しこう（嗜好、思考、志向、至高、歯垢など） *しんせい(申請、新生、親政、神聖、心性、真正、新星など) *せいか（製菓、成果、盛夏、生家、聖歌、生花、正貨、聖火など） など、数え上げればきりがない。へんざい（偏在、遍在）のように、ほぼ正反対の意味の言葉が同音になる場合もある。 中国語を表す文字である漢字を日本語に導入した事で、音に違いは無くとも意味を区別出来るさまざまな表記の組み合わせが生まれた。中国語には声調の別（四声）があり、また開音節と閉音節が存在するのに対し、日本語には声調により発音を区別する概念があまり存在せず、開音節しか存在しない。結果、中国語においては発音が異なる漢字に対し、日本語においては同じ発音を割り当てざるを得ない事例が頻発し、同音異義語の数も莫大なものになった。「私立」を「わ...